2003年03月 一覧

ハセガワ 1/72 三菱F-2A支援戦闘機

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80年代、次期支援戦闘機(FSX)として、日本独自の自主開発される予定であったF-2は、貿易不均衡等の理由によるアメリカ政府からの圧力から、F- 16を母体として日米共同で開発され、2000年に配備が開始された、まさに最新鋭の支援戦闘機です。F-16がベースであることは機体のシルエットか ら、はっきりとわかりますが、多くの新技術が導入されており、初飛行20年以上前のF-16からは格段に進化していると言えます。ちなみに支援戦闘機とは 航空自衛隊独自の用語で攻撃機のことです。専守攻防の自衛隊はこんなところにも気を使っているのでしょうか?

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量産型としてはF-2初のキットでしょう。以前から発売されていた試作型と基本的には同じものと思われます。

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F-2はF-16に比べ、翼面積が約25%増大されています。写真から微妙にF-16との違いが分かるでしょうか?
コクピットはデカール表現ですが操縦桿は別パーツになっています。フロントパネル中央の出っ張りは大げさすぎる気がします。

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最も分かりやすいF-16と異なる点はキャノピーの分割でしょう。F-16は前部が一体となっていますがF-2は分割式になっています。F-2が対艦攻撃 機という性格上、低高度で海上を飛行する必要性から鳥との衝突による破損を押さえるためだそうです。パーツはプラスチック成型時のパーティングラインが目 立つため、2000番のサンドペーパで磨いた後、コンパウンドとタミヤモデリングワックスでパーティングラインを消しています。

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尾翼から後ろに出ているアンテナは、キットは実機とは取り付け位置が異なっています。多少太いのは多目にみて、位置をずらしました。右の写真は修正後のも のです。真鍮線などで作り替えるのがベストでしょうが、接着面積が小さく強度的に不安なため切り取って接着し直しました。

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ライトニングアレスターも実機と位置が異なるため、伸ばしランナーで作り直します。
ピトー管も0.5mm真鍮線にエポキシパテを薄く巻いて作り直しました。

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HUDはコーティングのせいだと思いますが、緑掛かった色に見えるときがあります。あえてクリアグリーンを塗ってみました。ちょっと濃かったかもしれません。

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-2の迷彩塗装は比較的色の境目がくっきりしているようなのでマスキングで塗り分けました。実機は微妙ですが、ぼかしているようにも見えます。マスキング は一度、要所要所全面にマスキングテープを貼り、その上にパターンをペンで書き込んでからはがし、書き込んだパターン通りに切り取り、再び貼り付ける方法 で行いました。

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F-2は比較的暗い色で塗装されているため、デカールはやはりシルバリングが目立ちます。そこで、デカール部分にクリアを一度塗装し、その上にデカールを 貼ることを試してみました。結構うまくいったようです。しかし、横着せず全部クリアを塗った方が楽だったかもしれません。最後は艶を整えるため、フラット クリアを塗っています。

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タイヤの塗装のマスキングはテンプレートでちょうど良い大きさの丸を切り抜き貼り付けています。楽できれいに塗り分けられます。
射出シートは左側にあるボンベとパイプ類を追加してみました。

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F-2は配備から間もないため、あまり汚れた写真は見たことがありません。汚しはほとんどせず、そのまま仕上げました。11月から作り始めたのですが、途中でメッサーシュミットを作り始めたため、完成は2月になってしまいました。


タミヤ 1/72 メッサーシュミットBf109E-4/7 TROP

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メッサーシュミットBf109は第2次大戦のドイツ空軍主力戦闘機です。第2次大戦で零戦が日本を代表する戦闘機であるように、Bf109はまさにドイツを代表する戦闘機でしょう。Bf109も多くの型が有り、A型から最終型のK型まで33000機が生産されました。

ハセガワのキットをメインに作っていた私にとって、このキットは衝撃的でした。細部のディティールの繊細さや質感、殆ど修正が必要ないほどぴったり合う パーツ、組み立てやすさ等、さすが世界のタミヤであると、改めてタミヤというメーカーの素晴らしさを再認識しました。(とはいっても決してハセガワの製品 が劣っているわけではありません。このキット自身2年ほど前に発売された、比較的新しい物と言うこともあるでしょう。)もともと、ミツワの1/144キッ トの資料のつもりで買ったのですが、これは思わぬ収穫でした。

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透明パーツを除くと、なんとランナー1つで全パーツが構成されています。
コクピットの出来は素晴らしいです。1/48スケールに匹敵するディティールです。墨入れとドライブラシで立体感を強調しました。

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機首の黄色は予め白を下塗りし、発色を良くします。
尾翼前の白帯はデカールが付いていますが今回は塗装しました。これも予め塗装しておき、マスキング後に迷彩部分を塗装します。

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主翼の迷彩はマスキングで塗り分けます。主翼を塗装後、機体の斑点迷彩を極細のエアブラシで書き込みました。細噴きする場合は塗料は薄めが良いでしょう。

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パネルラインは少し白や黒を混ぜた色で褪色を表現しました。汚れに関しては資料が無く、あくまで想像で雰囲気を出してみました。

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機銃周りや、主脚格納庫周りも適当に煤けさせます。あくまで想像です。(^^;
零戦21型も比較的小型の戦闘機ですがBf109もかなりスマートで小型です。

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このキットはとにかくパーツの合いが良い為、工作は非常に楽でした。複雑なパターンの迷彩塗装であるにもかかわらず工作は1ヶ月ほどで完成しました。ちなみに写真の後ろはDORAGON社製の1/72タイガー1型ラジコン戦車です。

このキットはタミヤの製品であるため塗装は全てタミヤカラー指定ですが、今回はクレオスのMr.カラーで塗装しています。カラーの対応は、これから作る方の為の参考に記載しておきます。

タミヤカラー Mr.カラー
X-18(セミグロスブラック) 92(セミグロスブラック)
XF-22:1+XF49:1 60(RLM02グレー)
XF-63(ジャーマングレー) 40(ジャーマングレー)
AS-3(グレイグリーン) 36(RLM74グレーグリーン)
AS-4(グレイバイオレッド) 37(RLM74グレーバイオレッド)
AS-5(ライトブルー) 117(RLM76ライトブルー)
XF-3:10+X-6:1+XF-2:1 113(RLM04イエロー)

フジミ 1/72 F-86Fセイバー

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航空自衛隊初の本格的な主力戦闘機として使用されたのがF-86Fセイバーです。配備は1954年からということで既に40年近く前のこととなります。当 然既に退役済みで今は飛ぶ姿を見ることは出来ません。F-86は朝鮮戦争等でも活躍した傑作戦闘機で、航空自衛隊でも300機保有していました。

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筋彫りもシャープで、非常に作りやすいキットです。このキットはデカールを替えたのもが幾つかありますが今回は千歳基地の第2航空団第3航空隊のものを作りました。

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コックピットの計器類はモールドで再現されています。デカールも付属していますが、せっかくのモールドなので塗装で表現しました。
パーツが少ないので工作はかなり楽です。パーツの合いも非常に良く、説明書通りの組み立てでまったく問題はないでしょう。

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機体の基本色はシルバーなのですが、ガルグレーを混ぜたシルバーを塗っています。入間基地に展示されている実機をみると無塗装の金属地ではなく銀塗装のよ うに見えたので、その雰囲気を表現してみたいと思いました。ただし、実際に使用されていた時期はどのような塗装っだたのかは不明です。今となってはあまり に古い機体なので稼動していた当時のカラー写真はネット上でも見つけることが出来ませんでした。

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機銃の発射孔周辺とエンジンノズル周りは機体と質感の違う金属です。塗装で違いを表現します。機銃発射孔周りはシルバー+スモークグレーで塗っています。エンジン周りはシルバー+黒鉄色とシルバー+焼鉄色を塗っています。
デカールもF-4やF-15等の新しい機体に比べると枚数が少なく、それほど苦労はありません。

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稼動していた当時の実機写真を参考に汚れなども再現したかったのですが、結局素のまま作りました。組み立てやすさは今まで作ったキットでは一番ではないかと思います。