2008.05.01
とにかく相手はコンピュータなので、動かすにはソフトウェアが必要です。H8マイコンのような、小さなコンピュータのソフトウェアはクロスコンパイラというものを使って作ります。クロスコンパイラはパソコンで動作しますが、コンパイルして出来上がる実行ファイルはH8マイコン用になります。
詳しいことは、ネットで調べてもらうとして…。
コンパイラやリンカ、デバッガはgnuのgcc、binutils、gdbを、ライブラリはRedHatのnewlibを使います。既に多くのサイトでgccを使ったH8マイコンのソフトウェア開発環境の構築方法が紹介されていますが、手順が結構面倒ですし、開発用ソフトウェアをソースファイルからコンパイルすると遅いPCだと数時間も時間がかかってしまいます。
また、日々進化するgnuのツール類からすると既に古くなっている情報も多いので、比較的新しいバージョンでクロスコンパイラを構築してみました。
開発環境(クロスコンパイラ)はLinux上で構築しています。Vine linux 4.2上で動作を確認しているrpmパッケージを作ってみましたので、インストールすると直ぐに使えます。これらは以下で公開しました。
linux PCへインストールするには、以下のファイルをダウンロードします。
binutils-h8300-elf-2.17-4.i386.rpm
gcc-h8300-elf-4.2.1-2.i386.rpm
newlib-h8300-elf-1.15.0-2.i386.rpm
gdb-h8300-elf-6.1.1-2.i386.rpm
root権限でインストールします。以下はインストール時のコマンド例です。
# ls
binutils-h8300-elf-2.17-4.i386.rpm gdb-h8300-elf-6.1.1-2.i386.rpm
gcc-h8300-elf-4.2.1-2.i386.rpm newlib-h8300-elf-1.15.0-2.i386.rpm
# rpm -ivh *.rpm
準備中... ########################################### [100%]
1:gcc-h8300-elf ########################################### [ 25%]
2:binutils-h8300-elf ########################################### [ 50%]
3:gdb-h8300-elf ########################################### [ 75%]
4:newlib-h8300-elf ########################################### [100%]
#
次回はH8クロスコンパイラを使ったソフトウェアの動かし方と、モニタソフトについて解説する予定です。つづく(といいな(^^;;;
2008.04.28
かれこれ数年ほど前から、秋葉原の秋月電子通商と言うお店で発売している、H8マイコンボードキットで、色々工作しています。ネタも溜まったところで今まで作ったものを公開しようと思います。
で、秋月のH8マイコンボードとは何かというとこれです。詳しくはここを見て頂くとして…

左の基板の真ん中の黒い四角の部品がCPUであるH8マイコンです。小さなボードですが、コンピュータです。とは言ってもパソコンとはまったく異なるものです。右はパソコンに接続するためのRS232Cコネクタですがキットには含まれていません。コンピュータと言ってもWindowsが動くわけではありません。ディスプレーが繋がるわけでのないし、ハードディスクもなければ、キーボード、マウスすら繋がりません。H8マイコンは家電製品等で多く使われているマイクロコンピュータなのです。ずばり基板だけでは正直何も出来ません。(^^;
とは言え、既に多くのWebサイトで H8マイコンを使った電子工作やソフト開発の情報が入手できます。
秋月電子通商のH8マイコンボードには幾つか種類があって、LANが付いていたり、USBが付いているのもありますが、写真の物は H8マイコン以外はメモリ(とはいっても2Mバイト)しか付いていない、シンプルな物です。これらを使ってあれこれ工作しようという試みです。
H8マイコンを使って色々作ってもソフトウェアがなければただの箱(いや板?)です。工作を始める前に、ソフトウェアの開発環境を構築します。次回はソフト開発環境について解説しようと思います。つづく(かな?(^^;;;
2008.03.10
@niftyのダイナミックDNSの障害のため、本サイトが数日間アクセス不能でした。御利用頂いていた方々には大変御迷惑をお掛けしました。
ううむ、もう1年以上更新していなかった。模型は今でも作っていますよ。近々また公開しようと思っています。
2007.02.04
Windows Vistaを導入した。去年の暮れからVista RC1のためにCore 2 Duoのマシンを組んで使っていた。RC1のVistaはかなり気に入っていたので発売が楽しみだったのだが、昨日やっとDSP版のUltimetをインストールした。

あまりよく調べずに買ったTVチューナカードはWindows Media Centerでは動かなかった。Windows Media Centerは思ったよりもかなり良くできているので、IOデータ製のWMC対応USB TVチューナとWMCリモコンをつないでみた。TVとPCの融合した形が具体的になった感じだ。WMCはかなり家電を意識した作りだと感じるが、微妙にPCっぽいところもある。が、今後の発展が楽しみなソフトだ。
普段使っている周辺機器のドライバや、アプリケーションのインストール、設定でほとんど丸1日かかってしまった。普段使っているアプリはほとんど問題なく動いたがiTunesだけiPodとうまく同期できなくなることがあり不安定だった。ネットの情報でも現在のバージョン7.0.2はVistaでは問題があるようだ。これだけはVistaに正式対応するまでは、旧マシンで使うこととしよう。
2006.11.05
半年以上かかってやっとRF-4Eが完成しました。

塗装がある程度終わった後に非常に痛いミスを犯していたことに気づきました。そのため、作業のモチベーションが下がってしまいこんなに時間が掛かってしまいました。なんと接着するべき部品を間違っていました。orz

迷彩塗装後の主翼と垂直尾翼の一部なので気がついたときは愕然としました。

パーツは微妙な違いですが思い切って切り取りました。もちろん塗装もし直しです。この時点で7月でした。

気を取り直して少しずつ作っていきました。一番手間だったのはデカール貼りだったかも知れません。航空自衛隊機は注意書きが多すぎです。(^^;

F-4EJとは機種に偵察用カメラがあるために形が違うことがわかります。


やはり完成すると模型作りは楽しいです。(^^)
次は何を作ろうかな?これで心置きなく?次のキットが買えます。(とはいってもストックは数十個あるのですが…(^^;)
2006.09.16
第2世代iPod nanoを買った。

この手のオーディオプレーヤーは今は無きダイヤモンドマルチメディアのRIO 500から数機種買っている。RIO 500の発売が99年なので、7年経ったことになる。RIO 500は内蔵メモリが64MバイトでCD一枚入れるのがやっとであった。iPod nanoは8Gバイトの容量がありRIO 500の100倍以上である。大きさは数分の1まで小さくなっている。PCの進化と同様隔世の感がある。
以前は1GバイトのSONYネットワークウォークマンを使っていた。ハードウェアの出来はかなりよかったのだが、転送ソフトの使い勝手はいまいちの感があった。iTunesのほうが使い勝手、楽しさという点で一歩リードしている感じだ。ポータブルオーディオのスタンダードはしばらくはiPodとなりそうだ。
いつの間にか2ヶ月も更新していませんでした。(^^;
プラモも地道ではありますが作っています。楽しみにしていた方(っているのかな?)暫くお持ちください。
2006.07.02
サボっていたわけではないのですが、なかなか進みません。やっぱり1機3ヶ月はかかってしまいます。

脚室の扉も先に外側のグレーを塗ってから内側の白を塗っています。淵が白なのでこの方がマスキングが楽です。マスキングをはがした後、塗装が回りこんでいることもありますが、デザインナイフで回り込んだ塗装を剥がせば、シャープに塗り分けられます。

墨入れをします。単一色ではなく、暗いところはフラットブラック、明るいところはグレーで墨入れします。


実機の退色を書き込みます。元の色に、若干黒を混ぜて薄めた塗料で、エアブラシで書き込みます。写真を見てイメージし、後は適当に書き込みます。(^^;
実際は自衛隊機独特のレタッチ後がはっきりわかる汚れ方なのですが、このスケールであれば精密に再現するのは難しいので雰囲気が出れば良いかな?と、思っています。
今週中くらいにデカール張りたいのですが…。
2006.06.03
www.shudoshiki.netのサーバマシンはMicroATXのごく普通のPCなのだが、モニタが繋がっていない。メンテンスで時々不自由を感じることがあったので、先日秋葉原で7インチVGAのモニタを買ってきて繋いだ。小さい画面ながらもなかなか重宝する。
ところが本日、朝から勝手にPCがフリーズしていることがあった。再起動すると問題無かったかのように立ち上がっていたのだが、とうとう起動しなくなった。BIOSの画面すら出ない。早速買ったばかりのモニタが役に立つ。電源を入れると一瞬FANが回って止まる。CPUが死んだようだ。と、この時は思っていた。
早速、ショップへ行く。もともとAthron XP 1800+であり、Socket AのCPUなのだが、やはりもはやSocket Aは市場から消滅していた。
しかし、サーバを復活させないことには、サイトを開設している人たちに多大な迷惑をかけることになるので何とか手を打つしかない。
取りあえず色々物色しているとSocket 478のMictoATXのマザーボードと、Celeron D 315(2.26GHz)の組み合わせが一番安そうである。しめて¥12360。今の構成よりちょっと速くなるので、予想外の出費になったが購入することにした。
これが元のマザーボード。CPUは4年ほど、マザーボードは3年近く使った。

早速帰って組み立てる。しかし、…起動しない?! ひょっとして死んだのは電源なのか? もう一台のPCの電源に繋ぐと、…動く!
動くよ!! ってことは前のマザーボードが動かないのも電源のせい? 古いマザーボードも試してみたところ問題なく動く。orz
壊れていたのは電源だと言うことがはっきりしたので、またショップへ行く。MicroATXの電源を探してみたが1品種しかない。しかも¥14490!!! 高い!高すぎる!! 電源つきのケースのほうが安いよぉ。しかし、今も3つもケースがあるのにこれ以上はいらない。電源の箱に書いてある「サーバーの過酷な連続使用も快適にこなします。」の一文が私の迷いを取り除く。いままで何度かしょぼい電源のせいでトラブルに見舞われたことがあるのだ。
こうしてサーバは約6時間後に復活しました。
新しいサーバはインテル入っている! IntelのCPUを買うのは5年ぶりくらいだ。

やっぱり少し早くなったような気がする。それより音が静かになったのがイイ!! 痛い出費だったが良しとしよう。