スイート 1/144 FM-2 ワイルドキャット(ネコの飛行甲板)

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米国グラマン社製FM-2ワイルドキャットは太平洋戦争前半に活躍した、艦上戦闘機です。太平洋戦争の緒戦は零戦に苦戦しましたが「グラマン鉄工所」と称されるように頑丈で生産性に優れた機体のため、約4000機が生産されました。

本キットは以前から発売されていたFM-2に空母甲板とネコのデッキクルーを追加したキットです。パッケージ、デッキクルーの猫たちのデザインはモデルグ ラフィックス誌でもおなじみの藤田幸久氏です。氏は、私の世代では懐かしい、80年代の田宮模型のキャラクター「プラモのモ子ちゃん」の作者でもありま す。

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1/144スケールということもあって、組み立てはあっという間に終わります。サーフェーサを吹くと本キットの素晴らしいディテールがくっきりと浮かび上がります。以前に作成したホーカーハリケーンMk.1と同様、同社のこだわりは素晴らしいです。

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機体は3色で、ぼかして塗り分けられています。はじめはスケールも小さいことから、ぼかし無しでマスキングで塗り分けてみたのですが、やはり色の境目が くっきりしていると、非常に違和感を感じるため、エアブラシの極細吹きで塗り分けることにしました。なるべくぼかしを細くするためにエアーの圧力を調整す るクレオス社の「Mr.ミスターエアレギュレータIII(圧力計付)」を導入しました。圧力を下げることによって非常に細い線を書けるようになりました。

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キットにはカサンブラ級護衛空母の前部エレベータ部飛行甲板が付いてきます。これも非常に緻密なディテールが施されています。資料が無いため、色は適当な のですが、エレベータや甲板接合部は色を塗り分けてみました。さらに田宮カラーでフラットブラック、グレー、ブラウン等で適当に墨入れ、ウォッシングを施 してみました。

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猫たちの可愛らしいデッキクルーが8匹(+1?)が付いてきます。これまた、非常によく出来ています。また、すごく小さいので塗装は結構しんどい作業でした。猫たちの目は付属デカールを貼っています。

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機体は、極細のエアブラシで汚れや退色を表現しました。リアルな飛行機とかわいいキャラクタのアンバランスさが良い感じです。ケースは、別に購入したものを使っています。最近の食玩ブームで、ちょうど良いケースが入手しやすいのは非常に喜ばしいことです。

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