M5A1スチュアートは、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国が開発・運用した軽戦車です。第二次世界大戦のヨーロッパや北アフリカ戦線、太平洋戦線等、多くの地域で運用されました。
今回紹介するのは2025年1月に発売されたタミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアートです。
車体下部のパーツ構成です。本シリーズではおなじみの重量感を演出するおもりパーツが付属します。
車体下部を組み立てた状態です。ドライブスプロケットはポリキャップで固定します。
ホイールのパーツ構成です。
私の工作方法ですが、ホイール類は最初は接着せずマスキングテープなどで仮止めしておいて…
その状態で履帯を組み立てます。履帯とホイールは接着しないでおきます。
仮止めのホイールと履帯を取り外して塗装を行っています。基本的に筆は使わず、エアブラシで履帯や、履帯のゴム部分の塗り分けを行いため、このような手法に行き着きました。
車体のパーツ構成です。
ヘッドライト等の細かなパーツ類です。
工具類は車体後部に付きます。
予備履帯やライト類のパーツ構成です。
主砲はポリキャップで固定されています。
組み立てた主砲と、砲台のパーツ構成です。
機銃のパーツ構成です。
車長のフィギュアが付属します。
フィギュアを組み立てた状態です。斜めに構えて双眼鏡を持ったポーズで非常にクオリティーが高いです。近年のタミヤのフィギュアは実モデルを3Dスキャンして造形データを作成しているそうです。
ワイヤーロープは付属の紐を使用します。
ここまで組み立ててサーフェーサーで下地塗装を行いました。
影になりそうな部分はあらかじめフラットブラックを塗っておきます。
黒を塗ったところは気持ち残して全体を塗装しました。ハイライトになりそうな部分はフラットイエローを混ぜて明るくしたオリーブドラブを塗っています。
ホイールのゴム部分は丸くくり抜いたマスキングテープを貼って塗り分けています。
足回りの塗装を終えた状態です。
細かな部分は筆で塗装しています。
基本塗装を終えた状態でデカールを貼りました。
ジャーマングレーで塗装ハゲを、ハルレッドでサビをチッピングで塗装しました。
全体をクレオスMr.ウェザリングカラーのフェイスグリーンでフィルタリングしてみました。
タミヤの墨入れ塗料、ダークブラウンやブラックで墨入れを行っています。
Mr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュで砂埃を被った感じを出してみました。
タミヤのウェザリングマスターのイエローやグレイでエッジ部分を明るくして、立体感を強調しています。
M5A1は15.4tの軽量な重量にツインキャデラックV8エンジン(合計出力約220馬力)を採用しており、重戦車や対戦車砲には対抗しにくいですが軽快な機動性を活かした戦術で連合軍の勝利に貢献しました。
タミヤの1/48ミリタリーミニチュアシリーズは戦車模型では小さめのスケールながら緻密なディテールで組み立ても手軽なことから、ここ数年の新作はほとんど作例を紹介させていただきました。本キットはシリーズ106番目の執筆時最新作になります。軽戦車で小さめのキットなので、手軽に完成させたい方にはおすすめできるキットです。
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