IV号戦車は、第2次世界大戦中にドイツ陸軍で活躍した戦車で、ドイツでは最も多く生産された戦車です。IV号戦車はA型からH型、そして最終型のJ型までバリエーションがあります。(I型はなぜかありません)
IV号戦車J型は、タミヤの1/48スケールミリタリーシリーズの中では比較的初期のもので2005年に発売されました。
この頃の本シリーズは車体がダイキャスト製です。かなり重量感があります。
毎度、どこまで接着するか悩んでいます。(^^; ダイキャストとプラスチック部品の接着は瞬間接着剤を使うように指示されています。
結局、いつも通り履帯を輪っかに接着して転輪等は取り外せるように仮組みしています。(^^;
砲台は、結構多めにパーツ分割されています。
とりあえず、ここまで接着して塗装に入ることにしました。車体に付属する(車載)工具類はほとんど接着しました。
こんな感じで、塗装の準備をしています。
サーフェーサーはマホガニー色にして、影の部分はNATOブラック(XF-69)を塗装しています。
説明書ではベースをXF-60(ダークイエロー)にXF-61(ダークグリーン)が指定されていますが、今回はタミヤから2018年に発売されたXF-88(ダークイエロー2)とXF-89(ダークグリーン2)を使うことにしました。これらは、最新の考証によるドイツ陸軍の指定色で塗装後のウェザリングも考慮して少し明るめに調色しているそうです。
予めNATOブラックで塗装した影の部分は薄めにエアブラシで塗装します。
転輪のゴム部分の黒を塗るために、マスキングテープををテンプレートで切り出して貼っています。転輪は全部で16個あるので両面で32個分マスクするのですが、筆塗装より速いと思います。
マスキング後は、塗って剥がすだけ。塗装後にマスキングを剥がす作業は結構楽しいです。(^^;
砲塔はシュルツェン(増加装甲)を先に接着したので塗りにくいのですが、接着強度を考えるとこれで正解だったと思います。(^^;
まずはXF-88(ダークイエロー2)を塗ったところです。
迷彩塗装をXF-89(ダークグリーン2)でエアブラシで直接書き込みました。
ぼかしが大きい感じがしますが、気にしません。(^^;
今まで紹介した戦車はあまり汚し塗装はしてなかったのですが、今回は新マテリアル、クレオスのウエザリングペーストを使って汚し塗装をしてみました。
素晴らしく泥に見えます。(^^) 変化をつけるためにタミヤの墨入れ塗料、ダークブラウンで少し湿った泥も表現してみました。
タミヤの墨入れ塗料、ダークブラウンでウォッシングしてから…
油絵の具でフィルタリングします。
茶とか白とか黄色など、適当において…
テレピン油を染み込ませた筆で適当に広げていきます。
写真ではちょっと分かりづらいのですが意図的に筆跡を残せば、雨だれ的な表現も簡単です。
サビ表現をXF-9(ハルレッド)、塗装ハゲ表現をXF-63(ジャーマングレー)で塗っています。
マフラーはかなり錆びるようなので、タミヤのウェザリングマスターBセットの”サビ”とウェザリングマスターDセットの”赤焼け”を使ってみました。
予備履帯のサビもこれで表現してみました。
本キットは1/48スケールですが、十分な解像度だと思います。
このサイトでは初めて大戦中の戦車の作例を紹介してみました。IV号戦車は小学生の頃、タミヤの1/35スケールのH型を作ったことがありますので?十年ぶりのIV号戦車ということになります。当時は無塗装のベースに迷彩塗装部分のみ筆塗りしていましたが、それでも十分に楽しかったことを思い出しました。
コメント
すごいハイペースな製作ですね。いつも勉強させていただいています。
見いていただいてありがとうございます。3ヶ月ほど毎週更新していましたが、1年間で溜まった作例を紹介していました。とうとう在庫が尽きてしまったので、今後はちょっと更新がゆっくりになると思います。(^^;