タミヤ ミリタリーミニチュアシリーズ No 78 ドイツ陸軍 軍用サイドカー
第一次世界大戦後、ドイツはヴェルサイユ条約によって軍備が制限されました。このため、軍事技術を隠れ蓑にして民間用途での研究開発が進められました。
バイクもその一つで、民間市場での成功を基盤に、軍事用途に転用する形で発展しました。ドイツ陸軍の軍用サイドカーは、当時の戦略的要求と技術的進歩が結びついた結果として開発されました。
今回紹介するキットは、タミヤ 1/48ミリタリーミニチュアシリーズ ドイツ陸軍 軍用サイドカーです。本キットはドイツのバイクメーカーBMWのR75サイドカー付きオートバイに2体のフィギュア、MG34機関銃等が同梱されています。
ランナーは1枚で構成されています。
フレームとエンジン、後輪のパーツ構成です。
前輪とフロントフォークのパーツ構成です。
サイドカーのパーツ構成です。
組み立てをあまり進めてしまうと塗装が困難になるので、ほどほどに組み立てて塗装に入ります。サーフェーサーはグレーにしました。
ジャーマングレーはエアブラシで塗装して、他の部分は筆塗りで塗装しています。
燃料タンク右のレバーはシフトレバーでリバース(後進)にも出来るそうです。
フロントフォーク周りです。サスペンションは倒立でしょうか?
サイドカー周りです。サイドカーの車輪も駆動輪に出来るそうです。
塗装を終えて組み立てを行う前です。
2体のフィギュアが付きます。ライダーのパーツ構成です。
ハンドルやマシンガンの持ち手の位置を調整して接着しています。
BMWのバイクといえば水平対向エンジンのイメージありますよね?
フィギュアを塗装してデカールを貼りました。
フラットクリアで艶を整えて、クレオスのウェザリングペーストとタミヤのウェザリングマスターで泥や砂埃の汚れを塗装しました。
BMW R75は745ccの水平対向エンジン(ボクサーエンジン)のスペックでした。ツェンダップ(Zündapp)のKS 750と並んで第二次世界大戦中にドイツ陸軍で広く使用された軍用バイクとして、戦争全体を通じて重要な役割を果たしました。その性能とデザインの先進性は、現在でも評価されています。
本キットは1/48スケールで小さいキットですが情報量も多く。他のドイツ軍戦車模型と並べると、すごく様になりますね。お値段も手ごろで週末にサクッと作るのに最適なキットだと思いました。
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