陸上自衛隊 軽装甲機動車は4WDの軽装甲車で、防衛省では愛称をライトアーマーと呼んでいます。2003年からの自衛隊イラク派遣のニュース映像でもよく見かけていたと思います。軽装甲機動車は航空自衛隊でも使用されています。製造は重機でおなじみの小松製作所です。
今回のキットはタミヤ1/48ミリタリーミニチュアシリーズのNo.90で、2016年に発売されました。
サスペンションの機構も再現されており、裏から見ても見ごたえのある構造です。
タイヤはプラスチック製で、タイヤの深いトレッドパターンを4分割のパーツで再現しています。
上部のハッチは開けた状態にもできます。今回は閉じた状態で組み立てました。
車体後方にラックもつけられます。(ラックなしの車両も有るので、組立時に選択することができます。)非常に細いパーツなので折れないように注意が必要です。今回塗装中にうっかり一箇所折ってしまいました。(^^;
リアサスペンション周りの構造がよくわかります。
フロントサスペンションも見応えあります。ステアリングは固定されてるので、前輪に角度をつけたい場合は工作が必要です。(^^;
タイヤもいつもの通り、丸く切り抜いたマスキングテープを貼り付けて塗装しています。
ドライバーが付属します。すごいディティールです。
迷彩服の塗装が少々面倒ですが、一応それっぽく塗装してみました。ゴーグルは透明パーツでできていて、非常に実感あります。残念なことに、運転席に座らせると完成後はほとんど見えません。(^^;
ちゃんとハンドルを握らせることができます。
迷彩塗装はエアブラシでフリーハンドで書き込んでいます。
防弾ガラスは少し青っぽくなっています。説明書通りクリアブルーとクリアを混色して塗ってみました。
ガラスパーツの接着面は車両の内部に十分な面積が確保されており、はめ込んでから流し込み接着剤を流し込めば、失敗なく綺麗に接着できます。
タイヤはタミヤのウェザリングマスターAを使って、土埃を表現しました。ウェザリングマスターは手軽にリアルな汚し塗装ができるので重宝します。(^^
車体はタミヤスミ入れ塗料のブラックとダークブラウンを軽めに入れました。
ウェザリングマスターをドライブラシの要領で、モールドの凸部分の強調に使ってみました。手軽な作業ですが効果は抜群だと思います。
ごつい車体にぎっしりのモールドが見どころです。(^^
ドライバーが殆ど見えないのが残念です。(^^;
タミヤ1/48スケールの陸上自衛隊10式戦車と並べてみました。軽装甲機動車は一般の自動車に比べると結構大きめです。ちなみに総重量は4.5tあるのでかなりの重量ですね。エンジンはディーゼルで160psの出力だそうです。
本キットは、パーツも少なく手軽に作れるところが良いです。今回は毎日ちょっとづつの作業ですが、1週間で完成させることができました。
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