陸上自衛隊の戦車はこれまで61式、74式、90式と作ってきましたが、ついに最新の10式(ひとまるしき)戦車にたどり着きました。
10式戦車は2010年から陸上自衛隊に配備された戦車ですが、すでに配備から10年以上経過しています。本ブログで紹介している90式戦車を作成したのが2003年だったのですが、この頃はまだ10式はありませんでした。
これまで作った陸上自衛隊戦車はすべてフジミのもので、スケールは1/76でしたが10式は1/72スケールになりました。
購入したキットは2両入りです。
さくっと仮組みしてみます。パーツ数も少なくすぐに形になります。
戦車模型はほとんど接着して塗装をする方法がポピュラーなようなのですが、履帯と転輪は接着する前に塗装することにしました。色の塗り分けのしやすさと、工作のしやすさをどのようにバランスを取るかいつも悩むところです。
とりあえず履帯周りを先に塗装してから接着し、全体を塗装することにしました。
クレオスから陸上自衛隊車両向けの専用塗料が発売されているので、これを使います。
転輪のゴム部分は丸く切ったマスキングテープを貼って塗装しました。
サーフェイサーを吹いてから下地塗装にパネルラインに黒を吹きました。飛行機の塗装と同じようにしてみました。
先に茶を吹いてから濃緑色をマスキング後に吹いてみました。
履帯周りは既に塗装済みなので、ここもマスキングしています。小スケールのキットならこの工程で良いかと思います。
スミ入れを行います。墨入れ用の塗料が販売されていることを今回始めて知りました。蓋に筆もついていてめっちゃ便利です。模型工作は10年以上のブランクがありましたが、その間に便利なアイテムが数多く発売されているようです。(^^;
茶の部分をダークブラウン、濃緑色の部分をブラックで墨入れしました。
アンテナを0.3mm真鍮線で追加しました。
履帯やサイドスカートのゴム部分は軽くデザートイエローでドライブラシをかけて砂埃で汚れているっぽくしてみました。
10式戦車は最新の戦車だけあって近代的なデザインで、他国の戦車と比べてもかなりスタイリッシュだと思います。総重量は44tと90式戦車の50tにくらべてかなり軽量化されています。これは日本の道路事情に合わせたものだそうです。模型で比べても90式戦車より少し小さめですが、砲台は大型化されており、主砲は90式戦車と同じ120mm滑腔砲ですが、威力は増加しているそうです。
コメント