P-47D サンダーボルトは第2次世界大戦中、主にヨーロッパ戦線で活躍したアメリカ陸軍の戦闘機です。今回のタミヤ製のキットは昨年、模型工作を再開する以前から作成を始めていたものですが、10年以上の時を経てやっと完成させいることができました。
このキットは2004年に発売されたものですが、この時代の製品になるとコックピットのディティールは非常に情報量が多く、見ごたえのあるものになっています。シートベルトはデカールですが、キャノピーを閉じてしまうのであれば、十分だと思います。
プラット・アンド・ホイットニー社製のR-2800エンジンも精密感のあるディテールです。確かシルバー塗装に黒で墨入れした状態だとおもいますが、10年以上前の写真なので記憶が定かではありません。(^^;
サーフェイサーを吹いた状態です。この時点で2008年4月でした。その後放置され、作業が再開されたのは2021年6月なので13年放置していたことになります。
タミヤ製のキットなので説明書の色指定はタミヤカラーなのでが、クレオスの塗料で塗っています。タミヤの指定はタミヤカラーAS-7オリーブドラブですが、写真はクレオス12オリーブドラブを塗っています。
裏面の指定色はタミヤカラーAS-7ニュートラルグレーですが、写真はクレオス13ニュートラルグレーです。車輪格納庫はタミヤカラーXF-4イエローグリーン指定をクレオス352クロメイトイエロープライマーで塗装しています。
タミヤエナメル塗料のでスミ入れしています。
エンジンカバーを付ける前の記念撮影です。機体のパネルラインを暗めにして、パネル面の所々を明るめにして退色っぽさを出しています。このあたり色の感覚は想像です。(^^;
デカールを貼った状態です。長時間放置したデカールは割れたり黄ばんだりすることが多いのですが、このキットは大丈夫でした。
500ポンド爆弾と4.5インチロケットランチャー、108ガロン強化紙製増槽を取り付けます。増槽(ドロップタンク)が紙製だったことは模型の組み立て説明書で初めて知りました。
このキットのディティールは非常に良いです。細かなリベットも表現されており1/72とは思えないほどの情報量です。汚しは軽めにオイルにじみや排気口の煤けをエアブラシで塗装しています。
実機では機体上部の支柱先端から、尾翼の上部にかけてアンテナ線が張られています。追加工作の定番として釣り用テグスなどでアンテナ線を貼ることは多いのですが、今回はやめました。アンテナの支柱はかなり細く強度に不安があるので、アンテナ線を貼る場合は支柱を真鍮線などで作り直したほうが良さそうです。撮影のためにひっくり返して置いたら一度折れました(^^;
13年放置していたキットでしたが、欠損した部品も無く無事に完成することができました。
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