74式戦車は陸上自衛隊では第一世代の61式に続く、第二世代の国産戦車です。(90式が第三世代となります。)74式の74とは西暦1974年に正式採用されたため、その名が命名されています。つまり90式は西暦1990年に正式採用されたということです。
74式は90式の登場で一部退役が進んでいますが、90式が高価なため調達があまり進まず、当分は主力戦車として活躍する予定です。
1/76スケールの戦車の作成は90式以来2度目です。思えば小学生のころタミヤ1/35スケールの74式を作ったことがあります。リモコンで動かせるキットでした。と、言うことは74式の作成は20数年ぶり?なわけです。
まずは組み立ててサーフェーサを吹きました。正直、何の工夫もありません。(^^;
アンテナは0.3mm真鍮線で造っています。実車のアンテナは後ろ斜め方向に傾けていることが多いようです。
で、いきなり黒です。74式は濃松葉色単色塗装なので、雑誌などから得た知識を生かして?立体感を強調した塗装にチャレンジしてみました。黒は陰になる部分に塗ります。
次はオレンジです。オレンジは比較的光の当たる(であろうと思われる)部分に塗ります。これら黒やオレンジを下地として微妙な光による陰影を表現しようとする試みです。
その後、実際の色である濃松葉色(Mr.カラー320番)を塗りました。下地の効果が消えないように厚塗りにならないように気をつけます。写真では微妙な色の変化があまりわかりませんが、本人は結構良い感じで満足しております。(^^;
今回初めてパステルによる汚しに挑戦してみました。黄土色や茶色、黒、灰色等、いくつかの色画材屋さんで購入しました。金ヤスリで粉末にし、タミヤカラー エナメル溶剤でといて筆で塗り付けました。思ったより簡単にリアルな泥汚れや、煤汚れが表現できました。これは飛行機模型にも使えそうです。
パステルを粉末にするには茶漉しを使うのが簡単で良いみたいです。早速100円ショップで買ってきました。(^^;
74式戦車は配備から30年近く経過しており、90式に比べると既に旧式ですが、今見ても古さを感じさせないかっこよさが有ると思います。
このキットも90式同様作りやすい良いキットだと思います。ただし、キャタピラの長さが若干足りなくなってしまい、接着に苦労しました。車輪の位置は接着 時に調整できるようになっているので、仮組みをちゃんと行っておけば、私のようにキャタピラの長さで苦労することは無いでしょう。(^^;
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