ハノマーク装甲兵員輸送車Sd.Kfz.251はドイツ、ハノマーク社が開発した装甲兵員輸送車で、第2次世界大戦中に活躍していました。
前輪がタイヤで後輪が履帯という特徴的な構造がSd.Kfz.251の魅力だと思います。Sd.Kfz.251はいくつか派生型がありますが、タミヤの1/48スケールではD型とD型のロケットランチャー搭載型がキット化されています。今回はD型を東部戦線で使用された冬季迷彩塗装で作成することにしました。
戦車と比べると小さい車体なのでパーツ数もそれほど多くはありません。オープントップの車体なので、内装を先に塗装してから組み立てることにしました。この辺りの工程は飛行機と近いかもしれません。
転輪の数は普通の戦車と変わらないくらい多いです。単純な作業が続きます。(^^;
下地塗装はクレオスのサーフェイサーのマホガニー色です。
車体は上部と下部に分割されています。
とりあえず、ここまで組み立ててから塗装することにしました。
小物も充実しています。手榴弾ケースや砲弾ケース、ジェリカン、MG42機関銃、パンツァーシュレック(対戦車ロケット擲弾発射器)とバケツが付きます。
内装を先に塗装します。ダークブラウンでスミ入れをして、床を軽くジャーマングレーで塗装剥がれっぽく汚しています。乗員2名と兵員10名が乗れるそうです。
車体上部を接着して、オープントップをマスキングしてからサーフェイサーを塗装しました。
ベースのダークイエローを塗装した状態です。
塗装後に転輪と履帯を接着しました。この状態からの接着だと、ぴったり合わせるのは少々苦労しました。やはり接着後に塗装すべきなのでしょうか(^^;?
冬季迷彩塗装をする前にすこしサビ汚れをチッピング塗装しました。この写真はホワイトバランスがおかしくなっています。(^^;
情景を演出するフィギュアも2体ついてきます。冬服の指揮官です。装備が別パーツになっています。
機関銃手もイカしたポーズです。
迷彩色の軍服の塗装途中です。フィギュアの塗装は結構楽しいです。
冬季迷彩の白は、石灰やチョークを使用していたそうです。模型はタミヤのエナメル塗料のフラットホワイトを使用しました。当時の写真などではかなりムラのある塗装なのですが、これを筆塗装で再現を試みました。塗っては、エナメル溶剤を含んだ筆で塗装を落としていく工程を何度か繰り返しながら調整しています。
予備の転輪やパンツァーシュレック、ジェリカン等の小物は両面テープで固定しています。後でも位置を調整可能です、(^^;
試行錯誤の上、冬季迷彩もまあまあそれらしくなった気がします。YouTubeやWebでの素晴らしい作例も参考にしました。
履帯やタイヤの汚しはタミヤのウェザリングマスターを使用してみました。もっと泥汚れを追加しても良かった気がします。使用したウェザリングマスターは十数年前に購入して放置していたため、付属のスポンジ筆が硬化して粉々に砕けていました。(^^;
迷彩服の塗装はまだ改善の余地がありますね。フィギュアの塗装はもっと研究してみようと思います。フィギュアの土台はタミヤのエポキシパテで作りました。
これまで飛行機メインで作例を紹介してきましたが、最近になって陸上車両の魅力も、より分かってきた気がします。前回に紹介したタミヤ 1/48 M1A2 エイブラムスに続いて今回も1/48ミリタリーミニチュアシリーズから作例を紹介していますが、このシリーズは幾つか購入したのでまた紹介したいと思います。
コメント
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