プジョー 307 WRCは2004年から世界ラリー選手権(通称:WRC)に参戦しました。WRCは2004年から2008年まで、北海道で日本ラウンドが開催されていたこともあり、2005年の十勝開催で実車を見る機会がありました。
この写真は2005年WRC十勝開催で、コース移動中を待ち伏せて撮影しました(^^:
同じく十勝帯広市のスペシャルステージの様子です。
2006年、タミヤから1/24スケールのプジョー 307 WRCが発売されました。この作成例も2006年のものなのですが、当時の製作中の写真が残っていたので記憶を頼りに紹介します。
シャシーはダイキャスト製で重量があります。タミヤ1/48ミリタリーミニチュアシリーズ同様、手に持ったときの重量感による演出が楽しめます。
サスペンションの造形もリアルです。ほとんど一体成型されているのですが、スプリングの塗り分けはちょっと面倒でした。
オプションパーツとして、ブレーキディスクのエッチングパーツを使っています。
緻密感のある仕上がりになります。
複雑なロールバーの形状です。マスキングで塗り分けています。
ボディーの成型色は白です。
グレーのサーフェーサーを塗ってからボディー色を塗っています。艶有りの塗装はこれまで紹介したミリタリー系の艶なし塗装とは違った技術が必要だと思います。艶有り塗装は強めに吹き付けて、吹き付けた塗料が垂れだす直前を見極めて止めると、理想的な仕上がりになると思います。このあたりは割と一発勝負的なところがあります。(^^;
窓ガラスのフレームはマスキングで塗り分けています。
タイヤホイールはダークグレーで墨入れしています。
コクピットを組み上げています。シートベルトは柔らかい素材のシートが付属して、それを細く切り出します。
コクピット内は非常に見応えがあります。
シートベルトの留め具はオプションのエッチングパーツを使っています。
座席のカーボン調のディティールはデカールです。
ガラスの枠もマスキングで塗り分けています。
この状態でデカールを貼っています。
デーカールを貼った後に、更にクリア塗料を塗っています。艶を統一する目的もありますが、デカールの凹凸を目立たなくするために、厚めのクリア塗料を塗って乾燥後、サンドペーパーで凹凸を削り落とします。
サンドペーパをかけている最中です。
まだ少しデカールの凹凸が目立ちますが、削りすぎないように適当なところでやめます。(^^;
再度クリア塗料をに塗っています。だいぶデカールの段差が目立たなくなったと思います。更に細かいコンパウンドで磨いて、タミヤのモデリングワックスで仕上げています。
サイドミラーとエンブレム類は金属素材のシールが付きます。非常にリアルです。
お気づきの方も多いと思いますが、本キットには最初に紹介した十勝開催の実写写真に写っているマルボロのロゴマークがありません。フランスではタバコ広告が規制されており、モンテカルロラリーではキットのようにタバコメーカのロゴが外された状態でした。本キット用のマルボロロゴマークは別メーカからデカールが販売されていました。本キットは、現在タミヤからは生産休止中のようです。
日本でのWRCの開催は2008年を最後に一度終了しましたが、2020年から愛知県で再度日本での開催が予定されていました。しかしながら新型コロナの影響で2020年、2021年の開催は中止になっていまったのは残念です。
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