航空自衛隊の戦闘機であるF-4EJ改は機首部分に20mmバルカン砲を搭載していますが、RF-4Eは機首部分に偵察用カメラを搭載した戦術写真偵察機です。F-4EJ改、RF-4Eは2021年に全機退役しており、今後の偵察任務はF-35Aステルス戦闘機と無人偵察機のRQ-4グローバルホークになる予定です。航空自衛隊のF-4E導入は1971年なので50年間も運用されていたことになります。
今回の作例は2006年に製作したものですが、今まで公開していなかったので当時の記憶を掘り返して紹介してみました。
1/72 F-4Eのコックピットはハセガワのキットの標準的なものです。計器類はデカール表現です。
F-4ファントムIIは、いくつも派生型が有るので、それらの違いを別パーツとするためか、かなり分割されたパーツ構成です。
RF-4Eの特徴である偵察カメラは透明部品になっています。カメラ窓の部分をマスキングして塗装します。
あらかじめ黒を塗ってから、サーフェーサーを塗装しました。
機首の付け根の分割部分は多くのモールドがあるので、ヤスリがけでモールドが消えないように注意が必要です。多少の隙間はできますが、大きな段差は無いようなので、溶きパテを流し込んで、乾燥後に拭き取っています。
エアインテーク周りは結構大きな段差ができるのでパテで修正が必要です。
キャノピーも内側の黒色をあらかじめ塗ってからサーフェーサーを塗っています。
機首の横にもカメラ用の窓があります。これも透明パーツで再現されています。プラのグレー色が出ないように、これもあらかじめ接着面に黒を塗りました。
パーツの分割部分もわからないくらい一体感が出ていると思います。
機首の透明パーツ部分も良い感じです。
全体的に段差や隙間のパテ修正が必要な部分は多いです。ここまで来るのにそれなりの時間がかかっていたと記憶しています。
裏面のグレーを先に塗ってから…。
迷彩塗装をフリーハンドで書き込んでいます。
迷彩塗装が終わった状態です。
エンジン周りの金属部分をマスキングしてから塗っています。
いくつか質感の異なる金属で出来ているので色味を変えたシルバーで塗り分けています。
機首の黒部分もマスキングして塗り分けています。
グレーで墨入れをしています。
パネルラインを少し暗めにエアブラシで塗装してみました。
ここまでの状態で、痛いミスを見つけました。主翼の翼端部品や、垂直尾翼の翼端の部品を間違えて取り付けていました。
力技で取り外しました。幸いなことに綺麗に取り外すことが出来ました。比べてみると確かに形が違います。気を取り直して部品を付け替えて再度、塗装しました。
航空自衛隊のキットはほとんどの物が大量のデカールが付きます。機体のいたるところにコーションマークが付きます。
機首左右についている小さなエアインテークの入り口(カメラ窓のすぐ後ろ)は黒で塗るべきでした。(^^; 実機は開口されているのですが、キットは埋まっています。
15年前の完成品でしたが、なぜかこれまでブログで紹介していなかったので改めて写真を撮って紹介してみました。
4ヶ月ほど前からで本ブログは、週1回に1作品のペースで更新していました。コロナの影響であまり外出することがなくなったため、屋内の趣味として昨年5月頃からプラモ作製を再開して完成品がある程度溜まった状態からのブログ再開でしたが、とうとう完成品が底をつきました。(^^; 流石に1週間に1キットの完成は(キットにもよりますが)難しいので、今後はゆっくりと更新していこうかと思います。
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