F-15Eストライクイーグルは、制空戦闘機として開発されたF-15に地上攻撃能力を付与した戦闘爆撃機です。制空戦闘機のF-15C/Dとの外観の大きな違いは機体の左右に取り付けられたコンフォーマル・フューエル・タンクです。(これは取り外すこともできます。)
今回制作するキットはGWB(グレート・ウォール・ホビー)といわれる中国の企業の製品です。本キットは日本のピットロードから販売されており説明書も日本語で説明されています。
最近のキットらしく、コックピットの造形も詳細で、素晴らしい出来です。
機体下面のモールドも凄いです。コンフォーマル・フューエル・タンクは一体で整形されています。
F-15のエンジンノズルは非常に複雑な形状なのですが、本キットは良く考えられたパーツ構成です。
必ずきれいな円筒状に組み上がります。
コクピットのパネルはきれいなモールドがあるのですが、デカールも用意されています。
フロントパネルはデカールを使いましたが、サイドパネルは塗装しました。
エアインテーク周りのパーツの合いは、あまり良くは無いようです。隙間が出ないように矯正して固定し、接着しています。
レドームも位置がピタリと合わず、少し段差ができてしましました。サーフェイサーを吹いた後、少し目立つようでしたのでパテで修正しています。
このくらいであれば、まあ、いいかな?(^^;
エンジン廻りの金属色はパネルごとに微妙に色味が異なるので、3色を使って塗り分けています。
今回はグレーのサーフェイサーをベースに、パネルラインに黒を入れてみました。
F-15Eはほとんどグレー一色なので、パネルラインを少し暗くしてメリハリがほしいと思いました。写真ではあまりわからないですね。(^^;
射出シートは細切りした薄い鉛板を使って、シートベルトを追加してみました。
デカールは貼ってみたところ、国籍マークがほとんど見えません。機体色と同化しています。
実機の写真をネットで調べたところ、実機の国籍マークは黒が正解のようです。キットのデカールはミスなのかもしれませんが、今回デカールを自作してみることにしました。
デカール自作用用紙にインクジェットプリンタで国籍マークを印刷します。アメリカ国籍マークのデータはInkscapeを使って作りました。
印刷時の大きさがどの程度になるのかわからなかったので、微妙にサイズが異なるマークを3種類作って印刷してみました。
だいたいサイズの合ったものを使います。印刷面の保護にクリア塗料をエアブラシで塗装することが推奨されていましたので、塗っておきます。
既に貼ってある国籍マーク上に重ねて貼りました。
被膜が厚くなりすぎるかと思いましたが、フラットクリアで艶を整えれば、あまり目立たなくなりました。
ミサイル、爆弾類も非常に細かい部分まで再現されています。途中の写真を取り忘れていたのですが、これらも細かくパーツ分割されています。
武装もほぼフル装備でつけてみました。
このキットも海外製のキットにありがちな、かなり分かりづらい組立説明書でした。特に塗装の指示はアバウトすぎるので、ネット上の実機の写真を参考にしています。
とはいえ各パーツのモールドは非常に細かく再現されており1/72スケールとしてはかなり良い出来だと思います。
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