メッサーシュミットBf109は第2次大戦のドイツ空軍主力戦闘機です。第2次大戦で零戦が日本を代表する戦闘機であるように、Bf109はまさにドイツを代表する戦闘機でしょう。Bf109も多くの型が有り、A型から最終型のK型まで33000機が生産されました。
ハセガワのキットをメインに作っていた私にとって、このキットは衝撃的でした。細部のディティールの繊細さや質感、殆ど修正が必要ないほどぴったり合う パーツ、組み立てやすさ等、さすが世界のタミヤであると、改めてタミヤというメーカーの素晴らしさを再認識しました。(とはいっても決してハセガワの製品 が劣っているわけではありません。このキット自身2年ほど前に発売された、比較的新しい物と言うこともあるでしょう。)もともと、ミツワの1/144キッ トの資料のつもりで買ったのですが、これは思わぬ収穫でした。
透明パーツを除くと、なんとランナー1つで全パーツが構成されています。
コクピットの出来は素晴らしいです。1/48スケールに匹敵するディティールです。墨入れとドライブラシで立体感を強調しました。
機首の黄色は予め白を下塗りし、発色を良くします。
尾翼前の白帯はデカールが付いていますが今回は塗装しました。これも予め塗装しておき、マスキング後に迷彩部分を塗装します。
主翼の迷彩はマスキングで塗り分けます。主翼を塗装後、機体の斑点迷彩を極細のエアブラシで書き込みました。細噴きする場合は塗料は薄めが良いでしょう。
パネルラインは少し白や黒を混ぜた色で褪色を表現しました。汚れに関しては資料が無く、あくまで想像で雰囲気を出してみました。
機銃周りや、主脚格納庫周りも適当に煤けさせます。あくまで想像です。(^^;
零戦21型も比較的小型の戦闘機ですがBf109もかなりスマートで小型です。
このキットはとにかくパーツの合いが良い為、工作は非常に楽でした。複雑なパターンの迷彩塗装であるにもかかわらず工作は1ヶ月ほどで完成しました。ちなみに写真の後ろはDORAGON社製の1/72タイガー1型ラジコン戦車です。
このキットはタミヤの製品であるため塗装は全てタミヤカラー指定ですが、今回はクレオスのMr.カラーで塗装しています。カラーの対応は、これから作る方の為の参考に記載しておきます。
タミヤカラー | Mr.カラー |
X-18(セミグロスブラック) | 92(セミグロスブラック) |
XF-22:1+XF49:1 | 60(RLM02グレー) |
XF-63(ジャーマングレー) | 40(ジャーマングレー) |
AS-3(グレイグリーン) | 36(RLM74グレーグリーン) |
AS-4(グレイバイオレッド) | 37(RLM75グレーバイオレッド) |
AS-5(ライトブルー) | 117(RLM76ライトブルー) |
XF-3:10+X-6:1+XF-2:1 | 113(RLM04イエロー) |
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