航空自衛隊初の本格的な主力戦闘機として使用されたのがF-86Fセイバーです。配備は1954年からということで既に40年近く前のこととなります。当 然既に退役済みで今は飛ぶ姿を見ることは出来ません。F-86は朝鮮戦争等でも活躍した傑作戦闘機で、航空自衛隊でも300機保有していました。
筋彫りもシャープで、非常に作りやすいキットです。このキットはデカールを替えたのもが幾つかありますが今回は千歳基地の第2航空団第3航空隊のものを作りました。
コックピットの計器類はモールドで再現されています。デカールも付属していますが、せっかくのモールドなので塗装で表現しました。
パーツが少ないので工作はかなり楽です。パーツの合いも非常に良く、説明書通りの組み立てでまったく問題はないでしょう。
機体の基本色はシルバーなのですが、ガルグレーを混ぜたシルバーを塗っています。入間基地に展示されている実機をみると無塗装の金属地ではなく銀塗装のよ うに見えたので、その雰囲気を表現してみたいと思いました。ただし、実際に使用されていた時期はどのような塗装っだたのかは不明です。今となってはあまり に古い機体なので稼動していた当時のカラー写真はネット上でも見つけることが出来ませんでした。
機銃の発射孔周辺とエンジンノズル周りは機体と質感の違う金属です。塗装で違いを表現します。機銃発射孔周りはシルバー+スモークグレーで塗っています。エンジン周りはシルバー+黒鉄色とシルバー+焼鉄色を塗っています。
デカールもF-4やF-15等の新しい機体に比べると枚数が少なく、それほど苦労はありません。
稼動していた当時の実機写真を参考に汚れなども再現したかったのですが、結局素のまま作りました。組み立てやすさは今まで作ったキットでは一番ではないかと思います。
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