このブログでF-16を制作するのは今回で3度めです。これまでハセガワの1/72と1/48のキットを紹介していましたが、今回はタミヤの1/72スケールキットを作ってみます。
このキットは2015年に発売されたものですが、2002年に制作したハセガワの1/72キットと比べると、時代の進化を感じるものでした。
コックピットのサイドパネルは繊細なモールドで表現されており、比較的省略されがちな左コンソールのスロットルもしっかり表現されています。
エアインテークも結構複雑な分割ですが、パーツの合いが良いのでストレス無く組み上がります。
主脚は塗装前に接着しています。全体的に非常に細かなモールドが施されており、1/72のスケールとは思えないほどです。
胴体は前後にパーツが分割されていたのですがパーツの合いが素晴らしく、継ぎ目が全くわからないほどきれいに結合します。翼のリベットも細かく表現されています。
今回制作したのはフル装備仕様で、すべてのハードポイントに装備をつけることが出来ます。
最近のF-16のキャノピーは金メッキが施されているようで、オレンジがかったスモークがかかっています。内側からクリアオレンジ+スモークを塗装してみました。
ボディーは黒サーフェーサーを下地にしています。スジボリやモールドが非常に細かく浅いため、埋まらないように被膜を薄めに塗り重ねています。
パネルラインを強調するために、パネルラインの塗装は若干薄めに仕上げました。
エアインテークは脚室内部を塗装してから取り付けることにしました。普段は事前に取り付けてから塗装することが多いですが、塗装後に結合しても結合部がほとんど分からないほどパーツの合いが素晴らしいです。
キャノピーは開けることにしましたが、仮組みして細かな部分を塗装しています。キャノピーもピッタリボディーに合います。
増加燃料タンク2個とミサイル類6個とその他センサーポッドを装備しました。
パイロットも付属します。シートはこのキットにしてはあっさり目の表現です。ヘッドレストの上部は真っ平らですが、実機は色々モールドがあるのでこれだけアフターパーツを使用するのも良いかと思います。
スミ入れ後にデカールを貼っています。今回は米軍三沢基地の仕様にしました。本機は横田基地航空友好祭でも何度が実機を見ることが出来たのですが、これまで撮影した写真を見てもあまり汚れている印象はなかったので、汚しはほとんど行っていません。
HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)はいつもの通り、偏光シールを貼っています。
細かなモールドと、素晴らしいパーツの精度でパテはほとんど使っていません。組立説明書では、モールドの一部をパテで埋める指示が有りますが、パテはそこだけ使用しました。
フル装備仕様です。個人的には武装モリモリが好きです。(^^;
本キットは、1/72スケールのF-16では決定版と言える凄いキットだと思いました。組み立てやすい上に細かなモールドの表現も素晴らしいです。タミヤキット全般に言えることですが、何より組立説明書が親切丁寧です。読み物としてもF-16の解説が充実していて読んでいて楽しいです。タミヤのキットは久しぶりでしたが、タミヤキットの素晴らしさを改めて確認できた気がします。
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