F/A-18ホーネットはアメリカ海軍、海兵隊で使用されている艦上戦闘攻撃機です。湾岸戦争、最近ではイラク戦争等でも使用されており、メディアで多く 見かけることの出来る機体でしょう。F/A-18は戦闘機(Fighter)でありながら同時に攻撃機(Attcker)でもあるため、F/Aという特別 な名称となりました。日本では米軍厚木基地でその姿を見ることが出来ます。現在は後継機であるF/A-18E、F/A-18Fスーパーホーネットが配備さ れ始めています。
1/72スケールのF/A-18はハセガワ、タミヤ(イタレリ)、フジミから発売されていますが本キットがもっともパーツが多いと思われます。その分細部 のディティールは詳細になっていますが、同時に多少組み辛いキットにもなっています。コックピットも非常に細かなモールドが施されています。惜しいのはフ ロントパネルと内壁の間に大きな隙間が開くところです。ここはプラ板で埋めることにしました。
無駄に?パーツが分割されています。(^^;確かにF/A-18は他の現用機と比べてもかなり複雑な形状をしているのですが、なんとかならなかったので しょうか?エアインテークの内部もパーツ化されています。意欲を感じるキットなのですが、部品の合いはいまいちな為、パテで修正してます。(あまり見えな いとこなんですけどね)
とにかく元がバラバラなのでなかなか形になりません。(^^;補強のためにランナーをつっかえ棒にしています。エアインテーク周りは特に合いが悪いため、パテを盛りまくっています。
翼はかなり薄いため、なるべく水平に接着するために、板に固定して放置します。飛行機の形になるまでずいぶん時間がかかりました。(たぶん3ヶ月くらい?(^^;)
主脚は割りとあっさりしていますが、タイヤは自重によりへこんでいるところを再現してあります。(ちょっと大げさな表現のような気がしますが… (^^;)実機と比べると前照灯や、幾つかモールドが無いので、プラ材等で追加しています。細かいところですがはしごにもピンバイスで穴を開けてディ ティールを追加しています。
垂直尾翼の黄色いラインはデーカールが付属していますが、こういった塗装しやすい部分はなるべく塗装するようにしています。組み立て説明書では垂直尾翼の緑はデイトナグリーン(66番)を指定していますが、すこし明るすぎる感じがするので青(5番)を少し混ぜています。
シートは良い感じです。シートベルトを鉛板で追加しています。HUD(ヘッドアップディスプレー)とキャノピーのバックミラーやハンドルはエッジングパー ツで構成されていてスケールを考えると非常に緻密感のある良い出来だと思います。HUDのガラス部分はキットのものは厚すぎると感じたので0.5mm厚の プラ板で作り直しています。
デカールは以前作ったハセガワの物の余りを使いました。ハセガワのキットもフジミのキットも同じ195戦闘攻撃飛行隊”ダムバスターズ”のものですが、塗 装の時期と機体番号が異なるため、微妙に違いがあります。現在のダムバスターズの塗装は、かなり異なるものになっています。ちなみにキットは1998年の 塗装です。武装はハセガワの別キット、エアクラフトウェポンIからMk.82を追加しました。
エンジンノズルもキットのものはあっさりしているため、ハセガワの物を流用しました。
ハセガワのキットに比べると一部を除いてフジミのキットのほうがディティール等は良い感じがします。しかしパーツの合いはあまり良くないため、工作はかな り面倒です。それでもこのスケールでエッジングパーツを使用したりと非常に意欲的なキットであり、苦労する分の価値のあるキットだと思います。
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